マレーシア半島の東部に位置するトレンガヌ州。南シナ海に浮かぶマレーシアで最も美しい島と言われる「ペルヘンティアン島」。そのペルヘンティアン島から出港する、イカジギングを人生初体験してきました。
この記事はGaya Travel Magazine協力の元作成しています。
イカジギングとは?
「ジグ」は魚を釣るときに使用する「擬似餌(ぎじえ)」のこと。このジグを使用して釣りをすることを「ジギング」と呼びます。
私の装備
今回の装備は、防水バッグ、サンダル、濡れてもいい服、防水カメラ(GoProとスマホ)、雨具です。屋根のない船に乗るため、一眼レフは持ち込めませんでした。私がいつもマレーシアでアウトドアする時は、長袖長ズボンの水着、Tシャツ(ドライフィット)を着用します。常夏のマレーシアですが、水に入ったり、突然の大雨で体温を奪われることがあるので、長袖服や、スポーツウェアではなく厚手の水着を着用しています。これで洞窟、川、ジャングル、海などを攻略しています。
まずは全体ブリーフィング
まず、全体ブリーフィングをうけました。4チームに別れて、トレンガヌバティックがプレゼントされました。このバティックは雨風避け、寒いときに羽織る用途で支給されました。大好きなトレンガヌバティックがもらえてテンション爆上げです。マレーシアではおそろいのユニフォームを着て遊ぶのが一般的。とってもオシャレなユニフォームです。
荒波をなめるな!酔止めは強い味方
さて、軍艦島常連で五島列島の荒波にも耐えた私。ペルヘンティアン島のイカジギングにも耐えられるだろう!と思いましたが、念の為支給された吐き止めを飲みました。この薬が後々私を守ってくれるなんてこの時は一ミリも考えていませんでした。
イカジギングに向けていざ出港
いよいよ出港です。4班にわかれ、船に乗って出発。ペルヘンティアン島から沖へ向かって1時間以上ボートで走ります。
途中、幻想的な光景に遭遇しました。雲の上に現れた虹。一眼レフがないことが悔やまれます。本当に息を飲むような景色でした。
ジギングポイントに到着
日はすっかり落ちて、釣りポイントに到着。イカジギングが始まりました。釣り経験ゼロの私ですが、見様見真似でチャレンジします。
ジグをつけたワイヤーを海に糸を垂らして、定期的に引っ張り上げます。釣り竿を使わないんですね。ワイヤーに直接針と疑似餌をつけて海に投げ込みました。
収穫なし…
待てど暮せどイカはかかりません。イカではなく魚が釣れる一コマも。そして、停泊している間も、船は激しく揺れ続けます。私の船では2名の体調不良者が出ました。釣りが終わるまで帰ることもできずとても辛そうでした。
結局、私の船ではイカをゲットできませんでした。
終了時間となり、船は陸へ引き返します。帰る途中で、私もついに体力の限界がきました。船の揺れに合わせて胃酸が上がり…、ぎりぎりの状態でなんとか帰還。船には自信があった私でも、酔い止めがなければ完全にアウトでした。
最後のチームが、イカゲット!!
陸に上がって他の船を待つこと1時間以上、雨が降り出し、だんだんと心配になってきた頃、最後の船が2杯のイカを持って帰ってきました!ピンク色の新鮮なイカです。時は深夜1時を回っていました。本当にみんなおつかれさまでした。
裏技的なこと
ペルヘンティアン島を行き交う船の出港時間は決まっていますが、地元の人達は個人的に電話番号を交換して時間関係なく迎えにきてもらっていました。英語が通じるかはわかりませんが、イレギュラーに行動したい時は交渉してみてはいかがでしょう。
イカジギングの予約、手配
Persatuan Nelayan Daerah Marang : 0199296066 (En. Sulong)
Taman Tamadun Islam : 096278888