【イベント】2020年1月15日はタミル人コミュニティのお祭り「ポンガル」の日
2020年1月14日から18日までの4日間、タミルコミュニティの収穫祭「ポンガル」が祝われます。
ポンガルってどんなお祭り?
「ポンガル」は、タミル・ナードゥ州出身の南インド地方のお祭りです。タイの月(タミル暦の10か月目)最初の日に祝われます。1月中旬に米の収穫を祝い「太陽神スーリヤ」に感謝を捧げる収穫祭で、農業コミュニティにとって大きな祝典となります。
祭りは前日の「ボギー・ポンガル」1日目の「ポンガル」、2日目の「マトゥ・ポンガル」、最終日の「カンニ・ポンガル」と4日間にわたります。
名前の由来は?
タミル語で「煮詰める」という意味の「ポング」に由来します。ポンガルの期間中、人々は古い家庭用品を焼き、新しい服を着て、甘いミルク粥のポンガルを振る舞います。ポンガルは、太陽と自然への感謝を込めて、木炭や木の自然の火を使用して、屋外で調理します。
前日~1日目 新しいサイクルの始まり
前日から、人々は古いものや家庭用品を破棄し、変革と新しいサイクルの始まりを迎えるため家の掃除をします。そして、縁起の良い日の出の時間(2020年の縁起の良い時期は午前7時30分から午前8時5分)に、黒砂糖、牛乳、スパイスで米を沸騰させた料理「ポンガル」を振る舞います。
人々は、沸騰した米が鍋から溢れ出たとき、「ご飯が沸騰する」という意味の「ポンガロ・ポンガル」の歓声を上げ、豊かさと繁栄を意味します。
儀式の一環として、「ウコン植物」が鉢の周りに結ばれ、「マンゴーの葉」と「米粉」でカラフルな「戦車の輪」を描いたコーラムのパターン装飾で家を飾ります。サトウキビはお祝いの必需品です。
2日目 神聖な牛に感謝する
タイ・ポンガル2日目は、牛に感謝をする「マトゥ(牛)・ポンガル」です。牛はインドの文化の神聖な動物。農作業では重要な役割を果たし人々を助けることから、この日、牛は綺麗に洗われ、装飾、花輪を付けて、日頃の感謝をします。
3日目 乙女の祈り
「カンニ(乙女)・ポンガル」は、女性たちが良い人生と偉大な夫のために祈ります。若い未婚の女性はポンガルを作り、新しい服、金と銀の装飾品を着ます。未婚の女性は、将来の結婚のために特別に祈ります。
タミルナードゥ州では、ディーパバリ よりも壮大に祝われることが知られています。マレーシアでもバトゥ・ケイブなど大きな寺院でポンガルが振る舞われているので、実際に足を運んでみてはいかがでしょう。